ドラマのセットに関する短い記事です。
放送が再開されて2週目となった朝ドラ『エール』の第72回から。テロップのとおり「陸軍馬政課」に来た裕一と鉄男です。
まず、ドアにご注目ください。
このドアは第59・60回で使われたパリのセットのドアととてもよく似ています(画像は第60回から)。左はパリ時代の双浦環(柴咲コウさん)。
一番上の部分は陸軍馬政課ではガラスになっているので、もしかすると全くの別物かも。でも似ているのです。
また、陸軍馬政課の部屋そのものについて。別のアングルからの映像です。左は武田少佐(斎藤歩さん)、右は裕一の義兄・智彦(奥野瑛太さん)。鉄男の提出した歌詞を見ている、なかなか緊張する場面です。
お気づきの方もいらっしゃることと思いますが、この部屋は久志(演:山崎育三郎さん)と梅(森七菜さん)が食事をしに訪れた店と内装が酷似しているのでした(『エール』第67回から)。
全く同じ部屋ではないのだと思いますが、壁の様子が同じで窓も似ているので、おそらく内装が部分的に共通のものであろうと考えます。
同じ部屋を別アングルから映した第73回の映像が参考になりそうです。
隅に置かれた地図の台の場所あたりに、久志と梅が食事をしたテーブルがあったのではないのか、と想像してしまいます。縦に5本の溝が入った柱状のものの位置が同じです。同じ部屋だとしても、全然雰囲気が違いますね。
(2020年9月23日追記)
半円形の窓枠は、先に別の場所で使われていました。
第59回から。パリ時代の双浦環(柴咲コウさん)が通っていたカフェです。ここでは赤く塗装されていますね。
この半円形の窓枠は、『梅ちゃん先生』でも似たものが使われています。ヒロイン・梅子(演:堀北真希さん)が学ぶ帝都大学医学部の講義室(第32回及び第37回から)。
そして、これらと同じ窓は、梅子の姉・松子(演:美村里江さん)の上司・真田伸吉(平岳大さん)が入院していた病院の病室でも使われていたようです(第33回から)。
半円形の窓枠は他でも使用されていたはずなので、探しておくことにします。
(2020年10月5日追記)