朝ドラ『なつぞら』「喫茶コスモス」の置看板

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朝ドラ『なつぞら』で使われた置看板の話です。

『なつぞら』第52回から。
『なつぞら』第52回
東京・新宿歌舞伎町。置看板には「喫茶コスモス」と書いてあります。
「喫茶コスモス」置看板

この置看板は本体が『ひよっこ』でも使用されていました(第3回から)。
『ひよっこ』第3回
右下の方にある「スナック Beacon ビーコン」と書いてある看板です。
「スナック Beacon ビーコン」置看板
看板面は違っているのですが、本体はそっくりです。
これだけ似ている看板が実は二つあったりするというのもなくはない話ですが、おそらく同一の看板であると私は思います。

そしてこの置看板、『半分、青い。』ではあの「喫茶ともしび」にも使われていたようです(第17回から)。

「喫茶ともしび」置看板

また、『半分、青い。』の中で、「萩尾写真館」の「WESTMAN COLOR プリント特約店」と書かれた置看板も同一のものと思われます(第115回及び116回から)。
置看板
置看板

同じ看板がふくろう商店街の「カメラのヨコサワ」にもありました。
朝ドラ『半分、青い。』第5回

「カメラのヨコサワ」のカタカナで書かれた「ウエストマンカラープリント」の文字については先に記事にしておりました。

NHK連続テレビ小説『半分、青い。』のセットで使用された看板の文字についてです。 ドラマの本筋とは全く関係のない、超マイナーな話。 『半分...

看板の背景色に赤と緑だけを使うというのは、逆に「コダックの黄色を意識してしまいました」というメッセージみたいで面白いです。

『なつぞら』の「喫茶コスモス」と『ひよっこ』の「スナック Beacon」、そして「WESTMAN COLOR」の看板で側面の両側についていた持ち運び用の四角柱が、『半分、青い。』の「喫茶ともしび」の看板では使用されていません。
側面に4ヶ所あるビス穴が2ヶ所しか使われておらず、これは四角柱を固定するのに長いビスが必要で、それらを使わないのでこういう変則的なビス使用となったということかな、と考えてしまいました。
確証などないものの、そうであって欲しいなと変な願望を持っていたりします。

『なつぞら』では、新宿「風車」のすぐそばにある「和」というスナックの置看板も同じに見えるのに気づきました。
朝ドラ『なつぞら』第61回
「HINODE SNACK 和」と書いてある看板です(第61回から)。

全体の様子が分かって、かつ明るい画像というのがないのですが、比較的よく見える写真です(同)。
朝ドラ『なつぞら』第61回

キリトリしました。
朝ドラ『なつぞら』第61回「HINODE SNACK 和」

取っ手の四角柱はついていませんが、やっぱりよく似ています。

まとめるとこうなります。

ドラマ名 名称 場所
なつぞら 喫茶 コスモス 東京・新宿
なつぞら HINODE SNACK 和 東京・新宿
ひよっこ スナック Beacon 東京・赤坂
半分、青い。 喫茶 ともしび 岐阜
半分、青い。 WESTMAN COLOR プリント特約店(萩尾写真館) 岐阜
半分、青い。 WESTMAN COLOR プリント特約店(カメラのヨコサワ) 岐阜