1956年の創英角ポップ体

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ドラマの大道具の話です。

パソコンに入っている有名なフォントで書かれた看板が、朝ドラ『なつぞら』に使われていました(第51回から)。
朝ドラ『なつぞら』第51回から
「アケミ」の文字です。
Windowsに標準で入っているフォントのひとつである創英角ポップ体で書かれています。
「BAR アケミ」看板

下に黄色で書き足しました。
「BAR アケミ」看板・創英角ポップ体
「ケ」の2画目が右下がりになっていますが、それ以外はほぼ同じ文字です。
ドラマの設定では1956年(昭和31年)で、当時この書体が世の中にあったのかというと、おそらくなかったわけですが、「この時代にこの書体はありえない」と目くじらを立てる人はそういないと思います。
ただ、看板屋としては「これって面白いよなあ」と思うので書いてしまいました。

創英角ポップ体は『半分、青い。』にも「登場」してます。

朝ドラを観ていたら、Windowsに標準で入っているフォントが使用されていたのでそのことについてちょっとだけ書きます。 観たのは『半分、青...