ドラマで使用される小道具に関係した記事です。
NHKドラマ『恋せぬふたり』(2022年1月10日から放送中)第1回から。ヒロイン咲子(岸井ゆきのさん)が使うスマートフォンの画面です。大きく表示されている文字に注目します。
切り取って明るくしました。
「Cyilavell」と書かれています。読み方は「シラヴェル」なのでしょうか。
とすると日本語の「調べる」由来で、やはりこれは「Google」に似せて作った検索エンジンを思わせます。実際、ドラマではネット検索する場面なのですが。
「CyilavellはCuil(クール)がその名の由来だ」と指摘する人がいるかも。いずれにしても検索エンジンだろうと思わせずにはおかない文字列です。
NHKドラマでは、「Saagle」という最近非常によく使われるようになった検索エンジンがありますが、今回はそれを使わなかったようです。「Cyilavell」は、現在の「Google」やNHKドラマで使われる「Saagle」と同様、文字ごとに色を変えています。
「Cyilavell」をGoogleで検索してみると、『書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~』(テレビ朝日・2021年1月16日~3月13日)というドラマで使われているというTwitterの記事が何件かヒットしました。引用させていただきます。
Cyilavell「シラベル」笑
菊池風磨とパソコンはダメだってぇ😇 pic.twitter.com/jOxeQUE47o— La (@fm37fmxxx) February 22, 2021
#書けないッ やっと見れたッ
1枚目のくちが可愛い過ぎた😂
予告もやばい🤭#山田杏奈 pic.twitter.com/5YcmhYCOdy— けね🐤 (@minakene1) February 7, 2021
おそらく小道具を提供する会社が同じだったりするのでしょう。NHKドラマと民放のドラマで共通の検索エンジン(サイト)があっても何ら不思議ではありません。
ただ、非常に興味深いことなので、他のドラマで使われていないかがやはり気になります。
検索エンジン(または検索サイト)「Cyilavell」が、他のドラマで使われているのが確認出来れば追記します。
PC版の「Cyilavell」も『恋せぬふたり』にありました。画像は第4回から。
(2022年2月11日追記)
「Cyilavell」は、NHKドラマ『プリズム』(全9回・2022年7月12日~9月13日放送)でも使われていました。画像は第2回から。皐月(杉咲花さん)の母・梨沙子(若村麻由美さん)が使うノートパソコンの画面です。
中央に「Cyilavell」と表示されています。
『恋せぬふたり』や『書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~』では、「Cyilavell」というように、Googleのロゴを真似た色使いだったのですが、『プリズム』ではオレンジ系の3色ほどで表示されていました(Cyilavellみたいな感じ)。
『プリズム』の「Cyilavell」が表示されている画像のアドレスバーにあるのは「Cyilavell.com」の文字列でした。
また、現在放送中のドラマ『エルピス』(関西テレビ)でも「Cyilavell」が使われているようです。たきはやさんのTwitter投稿を引用させていただきます。
エルピスで浅川恵那が使っていたCyilavellとかいう検索エンジンは、過去にNHKドラマでも使われていた。しかも全く同じデザイン。
権利関係とかどうなっているのだろう。
↓https://t.co/D9cvfxjzKp#エルピス #長澤まさみ #関西テレビ #カンテレ #鈴木亮平 #エルピスの世界 #眞栄田郷敦 #ドラマ pic.twitter.com/pphrFrxHgu— たきはや (@taka940131) October 24, 2022
『プリズム』と同様に単色系の「Cyilavell」です。
そして、日本映画『フード・ラック!食運』(2020年11月20日公開)で「Cyilavell」が使用されているのを知りました。これが元祖なのかも。表示は「Cyilavell」。
日本映画『フード・ラック!食運』から引用
引き続き「Cyilavell」をCyilaveます(痛!)。
(2022年10月25日追記)