朝ドラのスタジオセットで使い回しされたと思われるドアに関する話です。マニア向け。
『おしん』第186回からの画像です。ドアにご注目を。
行方が分からずにいた「加賀屋」の加代の居場所が分かり、おしん(演:田中裕子さん)が健(演:ガッツ石松さん)の付き添いで会いに行く非常に印象深い場面でした。
まずは『ゲゲゲの女房』第41回から。「太興社」のドアとして使用されました。真鍮製(?)の取っ手が異なっています。
そして『梅ちゃん先生』から。「喫茶木陰」のドアとしても(いずれも第26回から)。
桟の形が細かい所まで同一なのが見て取れます。
『花子とアン』でも使われていました(第85回から)。
『おしん』が最初に使用された朝ドラであるとは決まっていませんが、少なくとも30年以上使用されているのは間違いありません。
【使い回しされるドア(朝ドラ)】で書いた『おしん』の別のドアと双璧をなす、「朝ドラの古株ドア」と言えそうです。他の朝ドラでの使用が判明すればここに追記します。
『ひよっこ』での使用が確認出来ました。
「喫茶 白猫」の向こう側にあるお店のドアがそうです(『ひよっこ』第70回から)。