ドラマの小道具に使われた張り紙に関するごく短い記事です。
朝ドラ『エール』第70回から。
作曲家をあきらめて古山家を出て行った五郎(岡部大さん)を探し回る梅です。
一瞬しか映っていなかったレンガ塀の張り紙がちょっと気になります。
貼り紙には、
「耐久力アルペン先
ジョージヒュース」
と書いてあります。
似た貼り紙を、東京の別の場所で見つけてしまいました(『エール』第30回から)。
切り取ります。
「ジヒュース」の文字が読めるので、同じ張り紙と判断してよいでしょう。
実在した商品で、GEO.W.HUGHESで検索するとペン先の画像がたくさん出てきます。
どうやら「銀行ペン」というものを作っていたようで、主人公・裕一が「川俣銀行」で働いていたことを考えると、さりげなく貼ってあるこの貼り紙が、実は結構意図されてそこにあったんだなあと感じるわけです。気づいてよかった。
「ということは、川俣銀行で使われるペン先は「ジョージヒュース」のものだったのでは?」と、想像する人もいたりすることでしょう。まあ、そこはドラマの中の世界ですから。
(朝ドラ『エール』第18回から)