朝ドラの小道具として使用された貼り紙に関する短い記事です。極めてマニア向け。
『エール』第14回から。裕一が勤めることになった川俣銀行です。
表の掲示板に貼り紙が4枚あります。
最初は何と書いてあるのか不明なところが多かったのですが、番組もいよいよ終盤になってきてこれらの貼り紙を改めてよく見てみると、「あ、これ知ってる」というものが増えてきました。
右から順番に確認します。一番右にあるこの貼り紙から。
左に「ダルマ」の文字が読み取れます。
この貼り紙は、ヒロイン音の妹・梅が裕一の弟子・五郎を探しに行く場面に登場していました。掲示板に貼られています(第70回から)。
「高價買入」「ダルマ屋」と書いてあるようです。古本を扱う商店のような雰囲気がします。
次にその左。
これは一時期鉄男が携わっていた屋台店のそばにありました(『エール』第61回から)。「コンフク〇〇」と書いてあり、看板のようにも見えます。
第67回から。同じ場所ですが昼間ということなので明るいです。
切り取ってみます。
「コンフク風薬」でしょうか。「風蘭」のような気もしますが。そもそも何の商品なのかが分かっておりませんので、もう少し鮮明な画像があればいいなと考えます。
そして3枚目。
一行目は「古綿打直し」でしょう。他は判読出来ません。
『エール』第58回で同じ貼り紙がありました。「喫茶バンブー」を経営する二人ですね。結婚前に夫・梶取保(野間口徹さん)が営んでいた書店内です。後ろ姿の女性は、後に妻となる恵(仲里依紗さん)。
それぞれを切り取ってみます。
「古綿打直し」「安格」「柳原蒲団店」の文字があるようです。
この貼り紙は、2017年に放送された『悦ちゃん~昭和駄目パパ恋物語~』にありました。
ピントが合っていない画像を持ってきてしまい大変恐縮です。
最後の「めがね」と書かれた貼り紙です。
「喫茶バンブー」の前に、似た貼り紙がありました(第64回から)。
後ろから2行目の「〇〇大歓迎!」が共通なのが確認出来ます。
最後の行は「〇〇眼鏡店」のように見えますので、「めがね」と書かれている右側と内容が合致します。
という訳で、川俣銀行の掲示板に貼られた貼り紙は、その後全て東京(という設定)のセットで使用されたのが確認出来ました。
実に、極めてマニア向けの記事でした。