Little Willy / リトル・ウィリー(Sweet / スウィート)1972の フォント

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レコードのジャケットに使用されたフォントに関する短い話です。

音時さんのブログ・洋楽和訳 Neverending Musicを見に行きましたところ、何点か気になるフォントがあったのでそのうちの一つについて書きます。

Little Willy / リトル・ウィリー(Sweet / スウィート)1972】で引用されている画像。

Little Willy / リトル・ウィリー(Sweet / スウィート)1972
Little Willy / リトル・ウィリー(Sweet / スウィート)1972から引用

 僕がスウィートを聴いたのは“フォックス・オン・ザ・ラン”、そして“アクション”からでした。その後、「全米トップ40」で“Love is like oxygen”がチャートインしてきたときに、矢口さんだったかな。「スウィートはコンスタントですねえ…」と言っていたんです。 え

アーティスト名の「The Sweet」、曲名の「Little Willy」「Man From Mecca」は同じフォントが使われています。

フォントを調べてみたところ、「Macbeth Regular」が使われているんだと判断しました。Illustratorでジャケットの上部分を真似て書いてみます。
Little Willy / The Sweet

ほぼほぼ同じなのですが、よく見ると「t」の横棒の左側が違っていて、ジャケットの文字はかなり出っ張りが小さくなっています。それ以外は大きな差異がありません。

一方、ジャケット右下に記されている「Man From Mecca」は同じフォントである「Macbeth Regular」を使っているものの、少し違った印象です。
Man From Mecca / The Sweet

王冠をあしらったように見える大文字の「M」と小文字の「m」が主張しすぎで、フォント名の「Macbeth」は伊達ではありません。

逆に、「このジャケットにMacbethを使ったのは、B面の”Man From Mecca”に合わせてなのかも」という意見を持ってしまいました。

個人的にはとても好みのフォントです。特に「M」と「m」が。