「作両刃鋸」看板(大阪制作の朝ドラ)

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ドラマで使用される看板に関する短い話です。マニア向け。

朝ドラ『カーネーション』第4回から。1925年(大正14年)の岸和田市。幼い日のヒロイン・糸子(二宮星さん)と同年代の男の子たちです。右の方にある看板にご注目ください。
朝ドラ『カーネーション』第4回から
切り取った画像。ノコギリ(鋸)らしきイラストの中に「作両刃(鋸)」と書いてあります。
朝ドラ『カーネーション』第4回から「作両刃鋸」看板
1つのノコギリに2種類の刃(縦挽きと横挽き)がついている最も一般的なノコギリが「両刃鋸」なので、「作両刃鋸」は「両刃鋸を作りますよ」という意味なのでしょう。

同じ看板が『まんぷく』にありました。こちらは1938年(昭和13年)の大阪市内です。中央のよしずの右に「作両刃鋸」の看板はあります。
朝ドラ『まんぷく』第4回から
切り取った画像です。かなり不鮮明で申し訳ありません。
朝ドラ『まんぷく』第4回から

ノコギリのギザギザは見えない状態ですが、切り取った画像。「作両刃鋸」の文字はなんとか確認出来る程度には見えています。上の黒い部分には2文字×2行で何かが書かれているのですがどうしても読めません。
おそらく他の大阪制作の朝ドラでも使われているはずなので、確認した際に追記します。