「信楽初の女性絵付け師 川原喜美子さん」(朝ドラ『スカーレット』の新聞記事から)

シェアする

ドラマの小道具として使われた新聞記事の書き起こしです。

朝ドラ『スカーレット』第47回で出てきた「滋賀毎報新聞」の記事。だいたい文字が読めたので書き起こします。
朝ドラ『スカーレット』第47回から

本日のシンデレラ

信楽初の女性絵付け師
川原喜美子さん

滋賀県・信楽は火鉢の生誕地として有名である。ここ数年、絵付け火鉢も人気だ。
そんな信楽に、女性の絵付け師が現れた。川原喜美子さん。十八歳から丸熊陶業で働き始める。
当初は社員食堂の給仕として雇われたが、そんな時絵付け火鉢と出会う。
子供の頃から絵が好きだった川原さんは、その仕事をやりたいと願い出るも、すぐには叶わなかった。
絵付け師は男性の仕事である。最初はけんもほろろに断られた。しかし、川原さんの熱意が受け入れられ、二年の修行を経て、二十歳の時に正式な絵付けの一員となった。信楽初の女性絵付け師、誕生である。

「丸熊陶業のマスコットガール」

男性ばかりの職場で大変じゃないですかと尋ねたら、「大変なことも勿論あります。でも、皆さん親切にしてくれるので、皆からはミッコーと呼ばれています」
愛称は、喜美子からとって「ミッコー」。社長いわく「丸熊陶業のマスコットガールのような存在だそうだ。
一番好きな食べ物はホットケーキ。
現在は、川原さんがデザインした火鉢の新製品を試作中とのこと。これまでの絵付け火鉢とは一味違う、女性らしいデザインが特徴だ。
この冬にお披露目を予定している。


写真は丸熊陶業絵付け係で絵付けをしている川原喜美子さん


第48回でもこの新聞記事が使われていましたね。
朝ドラ『スカーレット』第48回
朝ドラ『スカーレット』第48回