ドラマのセットに関する短い記事です。マニア向け。
芝居茶屋「岡安」から商売替えしたうどん屋「岡福」です。お隣は戦災で焼失したのか、建物が変わっています(『おちょやん』第101回から)。
以前は屋号を書いた看板がなかったはずでした。
文字が真っ直ぐになるよう補正します。枠が飛び出してしまい、申し訳ありません。
看板面には、カタカナで「トキタニ」と書いてあるようです。その上は「〇〇品店」のような感じ。
看板そのものは、過去にNHK大阪放送局で制作された『まんぷく』の「澤中洋品店」や、『カーネーション』の「アメリカ商会」の看板と本体が共通のものです。
看板ではなく、建物本体は『おちょやん』で京都にあった「カフェーキネマ」のものと極めて似ています。
「トキタニ」の建物を切り取って再掲します。
2階の手すりの形状や左右にある壁がよく似ています。「多分同じなのだろうな」と思います。ということは、「カフェーキネマ」はもう出て来ないのかも。
ところで、「岡安」の隣にあった、「マルコウ洗濯石鹸」の看板が設置されていた商店の建物がどこに行ったのか気にならないでしょうか?
切り取りました、この建物です。
実は義母の栗子が暮らす家になっていたようです。戸は明らかに別物なのですが、他は驚くほど同じなのです(『おちょやん』第101回及び103回から)。
そしてこの建物というか玄関は、先に、松竹家庭劇の一員である灯子の家のそれとしても使われていたりしたのでした(『おちょやん』第98回から)。
(2021年4月30日追記)