「ワープステーション江戸」(朝ドラ『虎に翼』)

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ドラマのロケ地に関する短い記事です。

朝ドラ『虎に翼』第2回から。屋外での撮影です。
朝ドラ『虎に翼』第2回から
朝ドラ『虎に翼』第2回から
2枚目はヒロイン・寅子(伊藤沙莉さん)が自宅に帰ってくる場面です。

同じ通りが『ゲゲゲの女房』でも使われていました。画像は第1回から。
朝ドラ『ゲゲゲの女房』第1回から
朝ドラ『ゲゲゲの女房』第1回から

また、『とと姉ちゃん』でも(第24回から)。
朝ドラ『とと姉ちゃん』第24回から
朝ドラ『とと姉ちゃん』第24回から

場所は「ワープステーション江戸」という野外型ロケ施設のようです。

「ワープステーション江戸」は、時代劇のオープンセットが立ち並ぶ、国内でも有数の野外型ロケ施設です。江戸時代はもちろんのこと、戦国から昭和までの幅広い時代設定が可能です。ここでは、お堀や太鼓橋、戦国砦や城郭、長屋や旅籠等、豊富な景観を舞台に、数多くの映像作品が撮影されています。

寅子の自宅が正面から映っている静止画像(第2回から)。蔵の隣です。
朝ドラ『虎に翼』第2回から
『ゲゲゲの女房』制作時にはこの建物はなかったようです。

Googleの航空写真から通りの部分を切り取った画像(180°回転させています)。道がゆるくカーブしているのが見て取れます。
Google航空写真
この航空写真撮影時では、『虎に翼』に映っている寅子の自宅は現在と違っていました(T字路のところ)。
おそらく今回の『虎に翼』の為にあらためて作られたセットなのでしょう。

同じ道を反対側から撮影した場面が『エール』にありました(第30回から)。
朝ドラ『エール』第30回から
朝ドラ『エール』第30回から
2枚目の画像で右奥に見えているのが猪爪家のはず(↑)。
切り取って補正しました(↓)。蔵の左側が『虎に翼』で猪爪家のある場所。
朝ドラ『エール』第30回から
『虎に翼』の猪爪家画像を再掲。
朝ドラ『虎に翼』第2回から
両者を見比べると、門のあたりの作りや塀のあるなしが違っているものの、建物自体は同じなのではないのかなという印象です。全部を一から作ったのではなく、改築みたいな。
いずれにしてもこの場所は、朝ドラでは「ワープステーション江戸」の中でもよく使われる場所だと言えます。

そして、『虎に翼』第1回で映っていたこの場所も「ワープステーション江戸」での撮影です。
朝ドラ『虎に翼』第1回から

NHKドラマ『流行感冒』(BS4Kで2021年3月27日・BSプレミアムでは4月10日・総合テレビでは11月6日に放送)でこの通りが映っていました。右は主役の本木雅弘さん。左は仲野太賀さんです。仲野さんは『虎に翼』にも出演されているので興味深いところ。
NHKドラマ『流行感冒』から

『虎に翼』で猪爪家に下宿する書生・佐田優三(仲野さん)が通う夜間の大学です(第2回から)。朝ドラ『虎に翼』第2回から
朝ドラ『虎に翼』第2回から
この5階建ての大きな建物も「ワープステーション江戸」内にあります。

『エール』では「コロンブスレコード」の本社社屋として使われていました。画像は出勤する主人公・裕一(窪田正孝さん)です(第31回から)。朝ドラ『エール』第31回から

実物は『エール』「コロンブスレコード」のように3階建てのはずですが、『なつぞら』ではCGで7階建てに変身させられていました。画像は第27回から。「東京・新宿」という設定。
朝ドラ『なつぞら』第27回

『ちむどんどん』でも7階建てに(第27回から)。
朝ドラ『ちむどんどん』第27回から
なので『虎に翼』でもCGで大きくなっていますが、5階建てにとどまっているので、決して無理なことをしているとは思わないのです。

誤りに気づいた際にはすみやかに訂正します。