ドラマのセットで使用される看板に関連した短い記事です。
朝ドラ『カムカムエヴリバディ』第71回から。回転焼店「大月」へ来たひなたの友人・小夜子(新川優愛さん)です。向かいの店のガラスに貼られた緑色の文字列には見覚えがあります。
切り取りました。
「ウエストマンカラー」と書いてあるはずです。
朝ドラで「ウエストマンカラー」は、AKで制作された『半分、青い。』で、ふくろう商店街の中にある「カメラのヨコサワ」に設置された看板にその文字がありました(右端にある看板。第9回から)。
切り取って補正したもの。見づらい画像で申し訳ありません。
「ウエストマンカラープリント特約(店)」と書かれていました。
『カムカムエヴリバディ』では「ウエストマンカラー/プリント取扱店」なので、若干異なります。
また、「WESTMAN COLOR プリント特約店」と書かれた置看板が同じく『半分、青い。』の「萩尾写真館」にありました(第115回から)。
東京制作の朝ドラで使われた企業名等が大阪制作の朝ドラで使われるというのも、「たまによくある」ことなのでそれほど驚かないですが、やはりこの点に注目する方も多いのではと感じます。
ちなみに、『半分、青い。』からは、ガラス戸に貼られていた装飾用のシートが『カムカムエヴリバディ』の「大月」にやって来ています。
「楡野食堂」のガラス戸に貼られていたもので、「やって来た」のではなく、「同じデザインのシートを使った」と言うのが実際です。連続する模様の方向が縦横で違っています(朝ドラ『半分、青い。』第111回から)。
「ウエストマンカラー」のフィルムらしきものが第72回で映っていました。
「本当にこれが?」と疑問に思われるかも知れませんが。
最初に引用した静止画像にも「ウエストマンカラー」のフィルムが映っていました(第71回から)。
また、ポスターもあります(第72回)。
左上にある赤く丸いマークに続く白い文字は、おそらく「WESTMAN COLOR」なのでしょう。
『半分、青い。』の「萩尾写真館」の画像です(第4回から)。
左にあるショーケースの中です。切り取りました。鮮明でない画像で恐縮です。
この箱は35ミリフィルムです。感度は200ですね。当時は「ASA200」(アーサーニヒャク)という言い方でした。
そして、赤い色が異なっているものの、同じデザインのように見えるのですがどうでしょうか。
『カムカムエヴリバディ』のポスター画像を再掲します。
ピントが合っていないので細部までは見えませんが、なかなかいいポスターではありませんか。『半分、青い。』では見なかったようなので、新作なのかなと思います。
『カムカムエヴリバディ』でもう少し鮮明な画像が得られそうなので、それを期待したいところです。フィルム(の箱)もポスターも見たいですね。
(2022年2月12日追記)