『ゲゲゲの女房』で使用されたチョコレート

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朝ドラの小道具として使われたチョコレートに関する短い話です。

『ゲゲゲの女房』第40回から。
朝ドラ『ゲゲゲの女房』第40回から
ヒロイン布美枝(演:松下奈緒さん)がいろいろ世話になっている美智子(演:松坂慶子さん)が早くに亡くした息子のお墓です。
墓前には、菓子や飲み物、メンコや漫画本が供えられていて、その中でもどうしてもチョコレートに視線が吸い寄せられてしまいます。

朝ドラで使用されるチョコレートについてはこれまで【朝ドラ『なつぞら』に出てくるチョコレート】や【朝ドラ『スカーレット』に出てくるチョコレート】に書いてきましたが、それらのいずれとも異なるチョコレートで、メーカー名等は一切書かれておらず、「Milk (C)hocolate」の文字だけが確認出来ます。

『ゲゲゲの女房』では、他に「ミロクチョコレート」というものがありました(朝ドラ『ゲゲゲの女房』第76回から)。はるこ(演:南明奈さん)がパチンコで手に入れた景品です。缶詰の手前に置いてあるチョコレート。
朝ドラ『ゲゲゲの女房』第76回から

分かりづらいので切り取ります。
朝ドラ『ゲゲゲの女房』第76回から「ミロクチョコレート」
パッケージには「Miroku/MILK/CHOCOLATE」「ミロクチョコレート」
と書いてあります。

「ミルクチョコレート」と「ミロクチョコレート」カタカナで書くと、「ル」と「ロ」の一字違いだけで、このネーミングセンスが実に好みなのです。「ミロク」は当然「弥勒菩薩」からでしょう。

これら2つのチョコレートが他の朝ドラで使われたのかどうかは不明ですが、もし使われていたのが分かればここに追記したいと思います。


「ミロクチョコレート」は、『ゲゲゲの女房』の次に東京で制作された朝ドラ『おひさま』で使われていました。画像は『おひさま』第13回から。
朝ドラ『おひさま』第13回から

(2023年12月2日追記)