ドラマのロケ地に関係した話です。マニア向け。
朝ドラ『あんぱん』第7回から。「御免与駅」の改札が映っています。
ロケ地は旧東武鉄道下小代駅駅舎(栃木県日光市小代333-4)なのですが、駅員が立つ改札の「フネ」と言われる部分がかなり新しいのに気づきます。
市東南部に位置する。桁行15m梁間5.5mの木造平屋建、切妻造平入の駅舎建築で、正面入口に切妻造のポーチを配し、背面には閉塞取扱所を張り出す。外装は竪板張。官鉄標準駅舎を参考に建設されたと考えられる、昭和初期における地方鉄道駅舎の好例。...
「文化遺産オンライン」旧東武鉄道下小代駅駅舎 から引用
オリジナルの状態を確認したところ、おそらく「フネ」は鉄製パイプと思われます。
既存の鉄製パイプを覆うように木材で「フネ」を作っている状態。円柱の状態で仕上っている箇所は木目調のダイノックシートを鉄パイプに貼る工法なのかも知れませんが、少なくとも一番上のガッシリしたところと端の垂直に立った部分は木で出来ています。
また、改札とは反対にある木製の戸も新しく、上から見ると六角形をしたベンチも本来この場所にはなかったようなので、いずれも『あんぱん』を撮影するために制作したのだと考えられます。
他に気づいたことがあれば追記します。
ドラマの小道具に関する短い記事です。マニア向け。
朝ドラ『あんぱん』第5回から。「御免余駅」の駅舎内です。右奥にあるポスターに注目します。...