「左門橋」交差点(兵庫県尼崎市)

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交差点(名標識)の話です。

兵庫県尼崎市にある「左門橋」交差点のGoogleストリートビュー画像。

交差点名標識には
「左門橋
Samonbashi」
と書いてあります。

Googleの地図だとこうなります。

「左門橋」交差点から国道2号線を東に少し行くと「左門橋西詰」の交差点があります。
もしかするとこの「左門橋」交差点のすぐそばに左門橋という地名があるのではないかと思ったりしますが、実際にはありません。
「左門橋西詰」のさらに西に位置する交差点が「左門橋」であり、「左門橋」という地名がないので、交差点名の由来がおそらく橋の名前だとするとかなり奇異な印象を受けます。

この「左門橋」と「左門橋西詰」の間に、「左門殿橋」(さもんどばし)という名のバス停があります。
現在はバス停ですが、かつて国道2号線には阪神電鉄国道線という路面電車が走っており、「左門橋」交差点の位置に「左門殿橋」駅があったのでした。
おそらくそういう理由でこの交差点は「左門殿橋」となり、いつの頃からか「左門橋」に変わった、というのがこの交差点の簡単な履歴です。

橋の名称は確かに「左門橋」であることは承知しているのですが、川が「左門殿川」なので、ついつい「左門殿橋」と言ってしまいます。
実際そう言ってしまう地元民が多いのではないでしょうか。
夏休みの自由研究に向いた課題なのかも知れません。

ちなみに阪神国道線「左門殿橋」の次の駅は「北杭瀬」駅でした。現在「杭瀬」交差点のある場所です。

Googleストリートビューを使って見てきたあちこちの交差点名標識についてあれこれ書いてきました。 今回は、地元左門殿川にかかる左門橋の両側...