ドラマの小道具に関する短い記事です。
現在BSで再放送中の朝ドラ『カーネーション』第54回から。「髪結ひ 安岡」です。左は店主の玉枝(濱田マリさん)、右は長男・泰蔵(須賀貴匡さん)の妻・八重子(田丸麻紀さん)。ここではパーマネントの機械に注目します。
残念ながら「髪結ひ 安岡」のパーマ機は、戦中の金属供出で持っていかれてしまいました。
終戦後、八重子がヒロイン・糸子(尾野真千子さん)らと東京へ出向いて見つけたのがこのパーマネント機。金属供出を逃れたのでここにあるのですが、小道具的には同じ個体のはずです(『カーネーション』第79回から)。
同じパーマネント機がないか画像検索して探してみたところ、「山野美容専門学校」さんのTwitter投稿に同じ機械があるのを見つけました。”国産のパーマネント器機1号「ヤマノスター号」”です。
今から、およそ85年前、初代山野愛子、山野治一がアメリカからパーマ機を日本に導入し、その後初めて国産のパーマネント器機1号「ヤマノスター号」を開発。日本初のパーマ指導技術者としてパーマの技術を多くの人に広めていきました。あれから常にパーマの歴史は進化し、今のパーマ機があります。 pic.twitter.com/90pCtChmqk
— 山野美容専門学校 (@yamano_bc) August 5, 2022
てっきり輸入された機械なのだろうと思っていたので驚きです。
『カーネーション』のパーマ機にも、よく見ると「Yamano」の文字があるのが見て取れます(第79回の画像)。
他のNHKドラマでも見たような気がしますので、確認した際に追記します。