テレビドラマのセットで使用される看板に関する短い記事です。マニア向け。
朝ドラ『ばけばけ』第17回から。明治19年、ヒロイン・トキ(髙石あかりさん)が出奔した夫の銀二郎(寛一郎さん)を探しに一人でやって来た東京・本郷です。一番右の看板にご注目を。
切り取って明るさを調整した画像です。鮮明ではなくて申し訳ありません。
これは朝ドラ『ごちそうさん』(2013年度後期)で使われていた「牛楽商店」の看板です。場所は大阪・天満天神市場の中。画像は『ごちそうさん』第32回から。
切り取って明るくした画像。
店名の「牛楽商店」が浮き彫りになっている看板でした。「楽」ではなく旧字体の「樂」が使われています。また、先頭の丸いマークの中にあるのは、「樂」ではなくて「藥」をあしらったものなのかも。
『ばけばけ』の「牛楽商店」看板を再掲。
支えの部分も全くそのままで再登場しているようです。
「牛楽商店」の看板は、朝ドラ『あさが来た』(2015年度後期)でも使われていました。場所はこちらも東京。看板は置看板です(『あさが来た』第74回から)。
この置看板は『ごちそうさん』では使われていなかったようです。逆に『あさが来た』では『ごちそうさん』で使われた横書きの看板は確認出来ませんでした。
ちなみに、最初に引用した『ばけばけ』の画像に映っていたこの看板も『ごちそうさん』から来ています。
『ごちそうさん』では、ヒロイン・め以子の父が経営する西洋料理店「開明軒」の向かいにある「天相堂眼鏡店」の看板として使用されていました。たぶんこれが初出。