またNHK連続テレビ小説『まんぷく』に出てきた看板についてです。
ドラマの本筋とは関係のない話ですので最初にお断りしておきます。
ヒロイン福子の夫・萬平が理事長を務めていた「池田信用組合」。
「池田信用組合」の看板については先に書いておりましたが、今日はその組合員である「織田島製作所」の看板について記述します。
「池田信用組合」は大阪府池田市にある信用組合であるという設定で、話に登場する「織田島製作所」についても同様に池田市内であるということです。
「織田島製作所」が登場するのは第80回放送。理事長である萬平と、同行した真一が初めて同社を訪問する場面です。
なかなか正面から撮られている映像がなかったのですが、第85回の放送でとてもいいのがありました。
この「織田島製作所」という事業所名は普通の手書きで、パソコンのフォントで書かれたものではないのではないかと感じます。
「織」と「製」の字が、いずれも右下の部分がはみ出し過ぎている印象を受けるからというのがその理由なのですが、もしかすると私の知らない「○○体」とかの市販されているフォントで書かれた看板なのかも知れません。
「織田島製作所」の看板で他の部分については、上段の「刃物製造・修理・加工」と下段の「電話 池田」は”DFP顔楷書”で書かれていました。
赤い色で書き、はめ込んでみました。
電話番号は”DFP顔楷書”で書かれたものではなく、調べてみたのですがこれもちょっと分かりませんでした。
番号の「(5)-8190」はどこかでよく見る(聞く)番号のような気がしますね(笑)。
ちなみに、この「織田島製作所」の向かいに町工場らしきものがあり、その看板が見えます(第81回放送)。
文字の下の方しか見えないのですが、看板には「○○ポンプ工業所」と書いてあるようです。
「○○」は何なのか、他の放送回を含めて調べてみると、ヒントになりそうなシーンがすぐに見つかりました。
第82回放送で、ヒロイン福子が「織田島製作所」の中を覗き込んでいて、そこへ織田島(息子)の嫁・久美子(役:畦田ひとみさん)が帰宅する場面です。
向かいの工場の白い看板文字が窓に写りこんでひとつだけ読めます。文字は「田」。
左右反転させると上の看板文字と合うのです。色も同じ。
そうすると「田○ポンプ工業所」ですが、ここまでくると次の文字は見えているところから想像すると「中」であろうと考えられます。
「織田島製作所」の向かいにある工場は「田中ポンプ工業所」でまず間違いないでしょう。
実際に見て確認したわけではないのですが、多分合っていると思います。
さらに、「田中ポンプ工業所」の上にも文字があることに気づきました。
第82回放送の1場面。
おそらく事業内容を書いているのだと考えられます。
上の部分です。
ヒントは「急募」と書かれて戸に貼られている求人の張り紙。
「配管工」とあるので、「配管工事で合ってるかな」と思うのです。
こんなことを書いていても殆ど誰も見てくれないでしょうけれども、偶然見つけてこの記事を読んだ人がニヤっと笑ってくれることを期待していたりします。
確認のしようがないので、もうどうしようもありませんが。
問い合わせする勇気はないです。。
以上、話の本筋とは全然関係のない話でした。
織田島久美子役の畦田ひとみさんは、『べっぴんさん』で浮島時計店の娘さん役として出演していましたね。
「織田島製作所」の建物は「池田駅前商店街」内の店舗としても使われています。昨日書いたマニア向けの記事で、ご興味のある方はご覧ください(↓)。
また、「田中ポンプ工業所」の張り紙について書いた記事はこちら(↓マニア度はさらに濃いかも)。
(2024年1月15日追記)